査読について
本誌はsingle-blind peer review 方式(投稿者は査読者を特定できないが、査読者は投稿者を特定できる方式)を採用しています。投稿原稿は、編集委員長による予備審査が行われ、本誌の対象分野外、または掲載不適切と判断された原稿は、査読過程を経ずに返却されます。予備審査を経た原稿は編集委員に送付され、編集委員が任命した2名の査読者が各原稿の評価を行います。査読者は研究分野の専門性、信頼性、推薦、および査読者としての実績に基づいて選定されます。
編集委員は、2名の査読者からの査読結果に基づいて第1次判定を行います。原稿がminor revisionまたは major revisionによって受理される可能性が高い場合、編集委員は著者に修正を依頼します。それ以外の場合は、原稿は返却されます。
原稿の修正が依頼された場合、著者は修正原稿を提出する必要があります。編集委員は著者から提出された修正原稿を査読者に送り、再査読を求めることもあれば、編集委員および査読者からの指摘に対して原稿が適切に修正されているかを編集委員が独自で判断することもあります。
その後、編集委員は投稿原稿の掲載可否案を編集委員長に通知します。編集委員長は、原稿の掲載可否を最終決定する責任を持ちます。
編集委員長は学術雑誌である本誌の品位を維持、向上させる責務を有し、掲載論文が鉄鋼および関連材料に関する研究であることを保証する最終的な責任を負います。論文の内容は、鉄鋼、またはそれに関連する工学材料に関する研究を発表するものであり、この分野の最新の開発状況を反映したものでなければなりません。また、掲載される研究内容は、独創的かつ論理的であり、さらに学術的・技術的に価値があるものでなければなりません。投稿原稿は、その掲載可否判断にあたり以下の掲載基準の観点から検討されます。本誌に掲載されるためには、すべての基準を満たす必要はありませんが、複数項目を満たす必要があります。
- 鉄鋼および関連材料分野の重要な問題に関する独創的な知見を与えること
- 新たな知見が鉄鋼および関連材料分野に対して科学的あるいは技術的な貢献を及ぼすこと
- 新たな知見が鉄鋼および関連材料分野の応用技術もしくは基礎学理の構築に貢献すること
- 新たな知見を得るために用いられた方法・手法が適切であり、分野に限定されず広く理解できるように記述されていること
- 研究手法やデータから研究上の疑問に対する答えが導かれ、結論を支持する論旨が論理的かつ明確に説明され、また、その手法が厳密に適用されていること
- 当該分野または異分野での先行研究との関連性を明確に説明したうえで、鉄鋼および関連材料分野における新規性が明確に示されていること
詳細については、投稿規程をご覧ください。