「鉄と鋼」第108巻第12号特集号「鉄鋼材料の摩擦接合技術」原稿募集のご案内(投稿期限:2022年4月1日)(2021/11/15)
摩擦接合技術(摩擦攪拌接合(FSW)など)は、金属の融点以下の温度で接合することにより、溶融溶接に伴う課題を軽減できる革新的な固相接合プロセスとして注目されています。本技術により、例えば社会インフラ用鋼構造物の長寿命化の実現や溶接制約条件の緩和による合金元素の活用を通じた新規鋼材を検討し、鉄鋼材料の持つ高いポテンシャルを引き出すことが期待できます。そこで、2019年に「摩擦接合技術の鋼橋等インフラへの適用性検討」研究会Ⅱが設立され、非溶接耐候性鋼におけるFSW施工性の確認、継手の機械的特性・耐食性に関するデータの取得、さらには従来添加が避けられてきた元素(P、C)を積極的に活用した新しい耐侯性鋼の検討が進められてきました。
本特集号においては、研究会における研究成果および広く摩擦接合に関連する研究成果をまとめ、鉄鋼協会の会員各位、一般読者に知っていただくことを目的として、特集号を企画いたしました。本技術に関わる原稿を一般からも広く応募いたしますので、奮ってご応募ください。
1.スコープ
各種摩擦接合時に発達する組織や接合部および継手の特性(機械的性質,耐食性など)、これらに及ぼすプロセス条件や合金元素の影響などにについて、広い範囲から論文を募集いたします。
2.投稿締切
2022年4月1日(金)必着
(締切日を過ぎて投稿された原稿は通常の投稿原稿として受付けます)
3.発刊予定
「鉄と鋼」Vol.108, No.12(2022年12月1日発刊)
4.投稿規定、審査方法
投稿規定は、本会ホームページ掲載の「鉄と鋼」投稿規程、執筆要領をご参照ください。
審査は通常の審査方法に準拠します。
5.企画世話人・問合せ先
藤井英俊 大阪大学接合科学研究所 教授
TEL. 06-6879-8643 E-mail: fujii@jwri.osaka-u.ac.jp
6.原稿送付先
下記サイトの電子投稿画面からご投稿ください。
電子投稿の操作に関しご不明の点は、本会編集グループにご連絡ください。
(TEL. 03-3669-5933 E-mail: editol@isij.or.jp)