論文へのCCライセンス付与と本会への転載許可依頼手続きについて(2021/02/15)
2021年2月15日
日本鉄鋼協会論文誌編集委員会
2021年4月1日より、本会が著作権を保持する全ての論文誌掲載記事は、CCライセンス(通常CC BY-NC-ND)を付与した扱いになります。
なお、2020年10号以降はCC BY-NC-NDが付与されており、さらに、著者の希望によりCC BYを付与している場合があります。
CCライセンスを採用している記事は、採用されているCCライセンスの条件の範囲内で利用するのであれば、本会への転載許可依頼は不要となります。
下表に従い、必要な場合はお手続きをお願いいたします。
本会論文誌掲載記事の転載許可依頼の要・不要について
(CCライセンスの条件の範囲内での利用の場合)
論文誌刊行号 | 2021年3月31日まで | 2021年4月1日以降 |
---|---|---|
1980年7月以前 | 要 | 不要 |
1980年8号~2020年9号 | 要 | 不要 |
2020年10号以降 | 不要 | 不要 |
転載許可が不要だからといって、勝手に利用してよいものではありません。利用条件をご確認下さい。
本会で採用しているCC BY-NC-NDとCC BYにおける条件は以下のとおりです。
- CC BY-NC-ND(表示-非営利-改変禁止)
表示:適切なクレジット(著作権者、作品タイトルなど)の表示が必要です。
非営利:営利目的でこの資料を利用することはなりません。
改変禁止:この資料を改変することはなりません。
※クレジット表示を適切に行い、非営利目的で、改変せずに利用するのであれば、自由に利用、再配布ができます。 - CC BY(表示のみ)
※クレジット表示を適切に行いさえすれば、改変はもちろん、営利目的での二次利用も許可されています。
CCライセンスとは
CC(クリエイティブ・コモンズ)ライセンスとは、インターネット時代のための新しい著作権ルールで、作品を公開する作者が「この条件を守れば私の作品を自由に使って構いません。」という意思表示をするためのツールです。
CCライセンスを利用することで、作者は著作権を保持したまま作品を自由に流通させることができ、受け手はライセンス条件の範囲内で再配布や改変などをすることができます。
また、CCライセンスは、学術雑誌のオープンアクセス化におけるライセンスとして、世界的にデファクト・スタンダードとなっているため、真に「オープンアクセスジャーナル」と称するためには、インターネット上で無料でアクセスできる以外に、二次利用の範囲・条件を明示するCCライセンスの付与が必須であり、本会論文誌の最大の課題でもありました。
本会論文誌掲載記事の著作権について
1980年8月より、本会論文誌の掲載記事は、その著作権を著者から本会に譲渡していただいています(Crown Copyrightなどの理由により著作権の譲渡が困難であった記事については、記事pdfのトップ頁の脚注に記載があります。また2020年10号からはCCライセンスの著作権保持者が本会と記載されていません。これらの記載内容に十分ご注意をお願いいたします)。
本会に著作権譲渡がされていなかった1980年7月以前の記事は、本会ジャーナルやWebサイトにて譲渡をお願いし、異議がある場合は2021年3月31日期限でご連絡をお願いしています。
現時点で異議のご連絡をいただいた記事はございませんので、本会が刊行した論文誌の掲載記事の著作権はほぼ全てにおいて本会が保持することになります。
論文誌過去記事全てへのCCライセンス付与について
著作権者は著作物にCCライセンスを付与することができますので、2021年4月1日を機に、本会論文誌が著作権を保持する論文やレビューなどの掲載記事には全て、CC BY-NC-NDを付与することといたします。
ここで言及している論文誌とは、以下のものが対象です。
- 和文誌「鐵と鋼」、「鉄と鋼」
- 欧文誌「ISIJ International」、「Transactions of the Iron and Steel Institute of Japan」、「Tetsu-to-Hagané Overseas」、「Tetsu-to-Hagané Abstracts」
なお、「鉄と鋼」、「ISIJ International」の両誌掲載記事は、2020年10月よりCCライセンス(通常はCC BY-NC-ND)を付与し、論文本体にもそのCCライセンスのマークを記載しています。2020年10月以降の掲載記事は、著者のご希望によりCC BY-NC-NDではなく、CC BYへの変更を可能としています。